ミノファーゲン製薬について

社長挨拶

代表取締役社長 宇都宮徳一郎

株式会社ミノファーゲン製薬は、2023年6月をもちまして、創立85周年を迎えました。これもひとえに、皆様のご愛顧、ご支援の賜物と心より御礼申し上げます。私たちは「企業理念」に基づき、絶えず革新を企図し、いかなる時代の変化にも即応する、独創的で高品質の製品を供給する開発型のグローバルニッチファーマを目指しています。

国内においては平成28年6月に上市した皮膚T細胞性リンパ腫治療剤「タルグレチン®カプセル75mg」(一般名:ベキサロテン)の売上が堅調に推移しており、適応症拡大を目指して進めていた成人T細胞白血病(ATL)の治験が終了し、今年中に承認申請を予定しております。また中国での治験の申請が当局に受理され、現地パートナー企業と準備を進めているところです。また、「強力ネオミノファーゲンシー」(以下SNMC)については、アジア・CIS諸国においてパートナーの支援を受け、ラオス、カンボジア、アゼルバイジャンでの当局の承認を得て順調に輸出を開始しております。

一方、主要マーケットである中国市場は、主力製品のSNMCやグリチロン配合錠に対する医療費抑制策による地方集中購買制度が全土に広まったことにより事業環境が大きく変化し、これまで中国への輸出に頼る収益構造を抜本的に見直し、新規または既存の国内外のパートナーシップの強化を進めることにより、国内市場でのベキサロテンに次ぐ希少疾病治療薬の導入や、ASEAN地域でのパートナーシップの強化を進め、グローバルニッチファーマとしての事業基盤の再構築を進めてまいります。

私どもは、患者様とそのご家族のベネフィット向上を願い、コンプライアンスを遵守し、安全で高品質な医薬品提供を続けることによって世界の人々の健康福祉に寄与してまいります。今後とも引き続きご理解と支援を賜りますようお願い申し上げます。


令和5年(2023年)7月

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